心 ―ハジマリノウタ―




レイは少し驚いたように

目を丸くしてから、

口を開いた。





「じゃあ…

聞いてくれる?」




私は迷いなく頷いた。


レイも頷き返すと、

再び町に視線を戻して、話し始めた。




「俺さ、もう一つのアジトで、

リオのこと探してみるって

言っただろ?

居たんだよ、アイツ。

そのアジトに」




私はその言葉に、

思わずレイを見つめてしまった。


リオが居た。


もう一つのアジトに…。




「でもさ、すっげぇ痩せてて、

疲れてて…

話しても、全く笑わないし、

でも尋ねても、言えない、

としか言わないんだ」




リオ…。


特別な任務とは、一体何なのだろうか?