心 ―ハジマリノウタ―





「リヴィアさん、

何かあったのですか…?」




私に背を向けたリヴィアの肩が

何故か震えている様に見えた。


私は、躊躇ったが、

そっと、その腕に触れた。


あまりにも、その姿が弱くて、

暗闇に溶けてしまいそうだったから。


もう二度と、

誰かが目の前から居なくなるのは、

嫌なのだ。




「ユア……。

あたし、アンタに話すことがある」




振り返ったリヴィアの緑の瞳は、

決意を灯していた。