心 ―ハジマリノウタ―





「ねぇ、ユア。

アンタは、どう思う?」




唐突にリヴィアは私に尋ねた。


何を、と問い返す前に、

早口で、言った。


まるで、泣いているようだった。


苦しんでいるようだった。




「アンタは、大切な人に、

隠し事してること、

どう思う……?」




あまりにも、苦しげで悲しげで。


リヴィアの声は、

いつも自信と威厳に溢れていたのに、

壊れてしまいそうなくらい

弱い。


私は、リヴィアのために

何ができるのだろう?


私には、分かるから。


リヴィアが今、苦しんでいるということが。