心 ―ハジマリノウタ―





「ユア?

アンタ、灯りも点けずに

どうしたの?」



リヴィアが部屋へ帰ってきたのは、

もう偽者の太陽が

沈んでしまったからだった。


私は、椅子に座って、

暗闇をじっと眺めていた。


リオの、メイの行方を考えていた。


レイは、リオを見つけられただろうか?




「いえ、ただ少し考え事をしていました。

リヴィアさん、お帰りなさい」




「ああ、ただいま。

ご飯は食べた?」




私が頷くと、頷き返して

リヴィアは豊かな金髪を掻き揚げた。


灯された明かりの光に

キラリと艶やかな金が光った。




「そう、あたしも食べてきたんだ。

っていうか、アンタそれ……」




私を見て、目を細めると、

近付いてきて、

リヴィアは私の髪に触れた。


そういえば、髪を切ったのだった。


ほかの事で頭が一杯で、

すっかり忘れてしまっていた。