心 ―ハジマリノウタ―





「……メイは、今

出かけているんだ、私情でね。

リオは、ジグの言ったとおり、

特別任務についている。

彼にしか、任せられない仕事でね。

それに、リオは単独でも良くやれる」




次に私が見たロックの瞳は、

決意が浮かんでいた。


それでも、私は納得できなかった。




「では、何故レイさんに隠したのですか?」




尚も食い下がる私に、

苦しげに表情を歪ませると、

ロックは首を振った。




「任務の内容は言えない。

これは、僕とジグで決めたことだ。

その証拠にジグは

内容までは教えなかっただろ?」




確かに、レイも

詳しいことは聞けなかった、

といっていた。


リオの言えない任務の理由。


結局ロックは教えてくれぬまま、

逃げるように、

部屋を出て行ってしまった。