心 ―ハジマリノウタ―





なんだい?と鏡越しに私を見るロック。


私は、気になっていた事を尋ねた。


リオのことだ。




「リオさんのことを聞きました。

何故、嘘を吐いたのですか?」




レイが他のアジトに行ってからも、

リオを見かけることはなかった。


リオの顔も、

彼は、リヴィアについていてくれたそうだから

私がずっと屋上にいたせいで

あまり見れていない。


リオは、私をドレイ工場から

連れ出してくれた人なのに。


彼は今、何処にいるのだろうか?




「ハア……レイだね?

ジグにも言っておくべきだったな」




「それに、メイさんのこともです。

同じアジトに居るはずなのに、

全く姿を見ません。

彼らは今、何処にいるのですか?」




私がじっとロックを見つめていると、

ロックは、暗い表情で目線を伏せた。


そのブラウンの瞳は、今何を思うのか。


私には分からない。