心 ―ハジマリノウタ―





「ははっ、ユアはすっかり心を

取り戻したようだね!

表情も前より豊かになったし!」




ロックが微笑みながら嬉しそうに言った。


自分では分からないが、

そうなのだろうか?


そうだとすれば、それは…




「リヴィアのおかげかな?」




ロックの言葉に、私は頷いた。


その通りだ。


リヴィアは私に心を取り戻してくれ、

感情の名、表現の仕方、

全て彼女に教わったものだ。




「リヴィア、分かってるね?」




急に鋭くなったロックの声に、

リヴィアはため息混じりに頷くと

私に向き直った。




「ユア、アンタに大事な話があるんだ」



大事な話…。


リヴィアの表情は、真剣そのもので、

真っ直ぐなエメラルドの瞳は

私を見つめていた。


私は、頷いて、リヴィアが話し始めるのを待った。