心 ―ハジマリノウタ―




今日は、レイがいない。


私は一人だった。


いつかクリスタルにいったことがあった。


私には孤独、虚しさ。


この2つの言葉がいつまでも似合うことだろう。


そういった。


でも、今は…。


冷たい風が通り過ぎるように、

そしてそれは、悲しみに似て。


この感情はきっと、寂しい。


孤独ではない、温かさを知ってしまったから。


私は歌い続ける。


リヴィアのために?自分のために?


そんなことはどうでも良い。


ただ、今は歌っていたいのだ。


誰かのために…。


あの日と同じ歌を。


その時、後ろから重い扉の開く音がした。


今日、レイはここにいない。


ジグかロックだろうか?


私に治癒能力があるのを知って、

任務を与えようときたのだろうか?


それとも、私の様子を見に来た?


それでも私は、歌をやめなかった。


振り返ることもしない。