心 ―ハジマリノウタ―





「リオの姿、最近みないだろ?

心配になって、ロックに聞いてみたんだ。

そしたら、何もいえないって言うんだ」




あのロックが隠し事なんてさ…


と、レイは呟いた。


確かに、ロックは嘘をつかないし、

信頼されているのも分かる。




「だから、ジグに聞いてみたんだ。

ジグは、リオは今、

特別任務についてるっていうんだ」




特別任務?


私は、まだ任務についたことが無いので

良く分からなかった。


だが、レイの表情から、

良くないことなのは分かった。




「通常、大きな任務のときは、

大人数で行くのが当たり前なのに、

リオは独りで特別任務なんて

おかしいんだ。

それに、ロックは、言えないって言ったのに」



ムッとしたような顔をした後、

レイは、ふうと息をついて言った。




「今リオはどこにいるんだろうな」




私は頷いた。


レイは眉を下げたまま笑って言った。




「明日、もう一つのアジトに

行ったら探してみるな!」




そして、私たちは別れた。