心 ―ハジマリノウタ―




次の日も、その次の日も、

私は休むことなく歌い続けた。


レイは毎日私の歌を聞きに着てくれた。


そのうちに、私は気が付いた。


私の歌は誰かのために歌ったときにだけ、

力を発揮する。


そして、今…

私はリヴィアのために歌い続けている。


あの戦闘から、

どれくらいの時が過ぎたのだろうか?


そんなにたっていないような気もするし、

随分長い時間がたったような気もする。


レイは私にいった。




「俺さ、明日ここにこれないんだ。

もう一つのアジトに呼ばれちゃってさ。

出張みたいな感じ。

すぐに帰ってくるから!」




レイは空を見上げた。


私に心配をかけないようにそういったのだろう。


あるいは、私に寂しい思いをさせないように。

私には分からない。


けれど、彼の顔はとても不安そうだった。


私は、彼のほうを向いた。




「ならば、今日はレイさんのために、

歌わせてください」