唇から、旋律が溢れた。 歌など歌ったことは無かった。 それでも、私の心から 言葉が、感情が、苦しみが 溢れていく。 リヴィアを抱きしめる手が震える。 けれど、私は歌い続ける。 私の声は、戦場に響く。 ふと目を向けた空には、灰が舞い、 戦闘など嘘のように、 辺りは静まり返っていた。 それでも、私は歌い続けた。 リヴィアの血が、ようやく止まった。