私の言葉にリヴィアは目を丸くして驚いた。
「ハートを持つ者が、
ドレイを破壊…?
そんな話し、聞いた事も無いけど…」
と、そこで話を切り上げたリヴィアが
私を通り過ぎて、何かを見つめた。
私も振り返る。
と、手すりの上に、女の子が立っていた。
メイと同じくらいの歳のようだ。
私と目が合うと、にっこり笑って言った。
「あー!
あんたがフェイクのお気に入りー?
ほんとに可愛いねぇ。
あたい、イレって言うの。
これからよろしくねー?」
イレと名乗った少女は、
とん、と降り立つと、再び笑った。
リヴィアが私の腕をつかんだ。
そこでイレは、初めてリヴィアに気がついたようだ。
「あれ?お姉さん、誰?
邪魔されると、困るんだよねぇ」
そして、目にも留まらぬ速さで、
何かを投げた。

