心 ―ハジマリノウタ―





リヴィアが何かを言いかけたとき、

玄関のほうで、大きな音がした。


ドンドンドンッと強く扉を叩くような音だ。


そして、扉の開く音が、

私たちの耳に届いた。




「何の音だ?」




ロックの言葉に答えるように、

リヴィアは銃を取り出して構える。


そしてそのまま、玄関へ続く扉をあけた。


扉の先には、

開かれた玄関と独りの少女。


その少女は肩を震わせて……

どうやら泣いているようだ。


しかし、リヴィアは警戒を解くことはなく、

じっと銃を構えて、

目を細めて言った。




「ロック、戦闘の始まりだよ!

どうやら遅かったようだね。

早く皆を呼んで来な!!」




ロックは頷いて、

階段を駆け上がって行った。


リヴィアの言葉に反応するように

少女が顔を上げた。


少女の顔は、武器でぐちゃぐちゃだった。


目からはナイフが突き出し、

顔の頬に当たる部分からは

銃口が幾つも突き出している。


手からは嫌な液体が垂れ、

鋭い刃が見える。


そして、リヴィアは怯むことなく、

引き金を引いた。