心 ―ハジマリノウタ―





「すみません。

俺は、リオンといいます」




メイは、きっとリオに自分だけを

見ていて欲しいと思っているのだ。


他の人に邪魔されたくない。


そう思っているのだろう。


ならば、私は邪魔をしない。


邪魔をする理由など、ない。


部屋に帰ろう。


もうリヴィアは戻っているだろうか?




「よろしくお願いします、

リオンさん。

私はこれで、失礼します」



私は3人に頭を下げた。


レイは、残念そうな顔をしていたが




「それが正解かもな。

リヴィアの部屋にいるんだろ?

遊びに行くから、またな」



と言うと、私に手を振った。


レイに頷いて頭を下げる。


メイは相変わらずそっぽ向き、

リオは再び申し訳なさそうな顔をしていた。