「健ちゃん大好き。」

「オレも、美緒ちゃんのことすっげえ好き。」

「アタシのこと、待っててくれる?」

「もちろんっ!オレのしつこさ知ってるでしょ?美緒ちゃんに例え結婚相手が出来たって、ずっと好きでい続けるから、覚悟しといて。」

「それならアタシだって。一途に思い続けてる長さなら負けないんだから。」

そう言った後で、また2人で笑えた。

思えばアタシ達、似たもの同士なのかもしれない。

お互い幼なじみに片思いしてて。

思いを伝えられないまま、失恋しちゃって。

お互いその恋を引きずったまま、あの結婚式で出会って、惹かれあった。

あの時、お互いに、相手の気持ちが痛いほど理解出来たから、アタシ達は惹かれあったんだと思う。

あっちゃんに恋をしたのは、きっと健ちゃんに出会う為…


ってちょっと恋愛映画の見過ぎ?

でも嫌いじゃない、こーゆー運命論。


例え偶然だったとしても、アタシは、運命だったって思いたい。


その方が、きっと人生楽しいもん。




アタシは、健ちゃんと結ばれる運命だったの…