俺の名は桐生 昴。


年齢は…

言いたくないや!


職業は整形外科医をやってる。


祖父の代から開業している桐生総合病院で副院長と言う立場で業務をこなしている。



俺の父、要が桐生総合病院で医院長をやっていて俺が親父の後を継いで病院わ切り盛りする事に成ったんだけど…




【昴…。やっぱりお前は反対なのか?】


親父に突然、聞かれた。



「何だよ?突然?」


返事を返した俺。



【蓮がようやく帰って来ると言うのにお前は反対なのか?兄弟でこの病院を守って欲しいんだけど…昴?やっぱり無理なのか?】


親父はしつこく言って来た。



「親父しつこいよ?俺は兄貴達と一緒に仕事をするつもりは無いし兄貴達が帰って来るんなら俺はこの病院を辞めて出て行くよ!」


俺は親父にそう言った。



【昴!昴?おい!】


親父の静止する声を振り切って俺は理事長室を出た。




はぁ~…

兄貴達が帰って来るのかよ…

俺はどうしたらいいんだ?

違う病院へ移動する準備をしないといけないかな?

はぁ~

参ったよな…



俺は大きな大きな溜め息を何度も吐いてしまった。