今日は2月14日。 バレンタイン。 女の子が好きな人にチョコをあげる日。 だから隼人と二人きりで過ごしたかった。 なのに・・・なのに隼人は・・・ 「もう信じられる!?」 「まぁまぁ落ち着きなって。紺野君だって忙しいんだよ!」 21歳となった雅は前まで住んでいた家を離れ、大学の近くのマンションに隼人と暮らしている。 そして今は中学時代からの友達愛子を家に呼んで愚痴っていた。