僕ら二人は就職予定のためこんなに気楽なのだが、話のネタ江口洋介はその頭脳ゆえ進学予定であった。しかもどうやら彼は有名進学校を受験するようで、毎日必死に勉強している。
「まあとにかく、まずは聞いてみることだね。ほら、今もあそこで勉強しているから聞いてみなよ」
僕は他人事のように言った。
すると彼は「分かったよ」と言い、ゆっくりとした足取りで江口洋介のところへと向かった。
その日、それ以降は僕に関連する出来事は特に何も起こらず、そのまま真っ直ぐ家に帰宅した。真っ直ぐ家に帰るのはずいぶん久しぶりのことであった。最近での廃墟の件もあるが、僕はそれ以前にも、つまりかつての家族間の壁が存在していた頃には何かと寄り道して帰っていたものだ。よって(もう一度言うが)、学校が終わって寄り道せずに家へ帰るのはずいぶん久しぶりのことであった。
帰りのバスはいつもと雰囲気が違っていた。時間帯の関係からか、いかにも帰宅部というような連中で車内は溢れていた。さらには、一体今までどこへ行っていたのか、というような老人達がその他を占めていた。しかもその老人達はやけに健康的で、僕は思わず日本の高齢化問題について考え込んでしまった。
「まあとにかく、まずは聞いてみることだね。ほら、今もあそこで勉強しているから聞いてみなよ」
僕は他人事のように言った。
すると彼は「分かったよ」と言い、ゆっくりとした足取りで江口洋介のところへと向かった。
その日、それ以降は僕に関連する出来事は特に何も起こらず、そのまま真っ直ぐ家に帰宅した。真っ直ぐ家に帰るのはずいぶん久しぶりのことであった。最近での廃墟の件もあるが、僕はそれ以前にも、つまりかつての家族間の壁が存在していた頃には何かと寄り道して帰っていたものだ。よって(もう一度言うが)、学校が終わって寄り道せずに家へ帰るのはずいぶん久しぶりのことであった。
帰りのバスはいつもと雰囲気が違っていた。時間帯の関係からか、いかにも帰宅部というような連中で車内は溢れていた。さらには、一体今までどこへ行っていたのか、というような老人達がその他を占めていた。しかもその老人達はやけに健康的で、僕は思わず日本の高齢化問題について考え込んでしまった。
