そして、彼が霊能力を持っていると噂されるようになったのには、当然のことながらある理由が存在する。キッカケは以下の通りだ。
それは去年の夏のことだが、僕らは高校2年生で修学旅行という学生にとっては最大級の行事に参加していた。場所は京都。まさしく、世の中の修学旅行を代表するかのような場所である。
先ほども言ったように話を簡潔するため、修学旅行の思い出話は控え、要点だけをまとめて言おう。でもまあ、機会さえあれば思い出話も聞かせてあげたいと思っている。それだけ楽しい旅行だったのだ。
話を戻そう。確かあれは旅行二日目の夜のことである。僕らは夜中に廊下をこっそりと移動中だった。なぜかって?なんとなくだよ。修学旅行の夜はテンションが高いのが常。先生にバレないように、足音をたてずに。どこに行くでもなく、僕らは廊下うろちょろしていた。一緒にいたメンバーは僕の他に、宮内翔と江口洋介だ。ちなみに彼らとは部屋が一緒だった。
僕らが夢中で闇の中を歩いていたその時、急に江口洋介が「うわっ」と、大きな声を出した。
「どうした?」
僕が言った。
「静かにしろよ。他の奴等に聞こえるだろう」
翔が言った。
僕ら二人は訝しげな表情で、急に大声を出した彼を見つめた。
それは去年の夏のことだが、僕らは高校2年生で修学旅行という学生にとっては最大級の行事に参加していた。場所は京都。まさしく、世の中の修学旅行を代表するかのような場所である。
先ほども言ったように話を簡潔するため、修学旅行の思い出話は控え、要点だけをまとめて言おう。でもまあ、機会さえあれば思い出話も聞かせてあげたいと思っている。それだけ楽しい旅行だったのだ。
話を戻そう。確かあれは旅行二日目の夜のことである。僕らは夜中に廊下をこっそりと移動中だった。なぜかって?なんとなくだよ。修学旅行の夜はテンションが高いのが常。先生にバレないように、足音をたてずに。どこに行くでもなく、僕らは廊下うろちょろしていた。一緒にいたメンバーは僕の他に、宮内翔と江口洋介だ。ちなみに彼らとは部屋が一緒だった。
僕らが夢中で闇の中を歩いていたその時、急に江口洋介が「うわっ」と、大きな声を出した。
「どうした?」
僕が言った。
「静かにしろよ。他の奴等に聞こえるだろう」
翔が言った。
僕ら二人は訝しげな表情で、急に大声を出した彼を見つめた。
