ここで僕の夜遊び仲間を紹介しようと思う。彼の名前は宮内翔。血液型はO型で、誕生日は5月の……。まあ、そんなプライベートな情報を言うのは止めにして、それよりも僕と彼の関係について語るとしよう。
簡単に推測出来ることでもあるが、僕と彼はクラスメートだ。これは友達関係の常であり、気付いたときにはお互い通じ合い、いつの間にか仲良くなっていたのである。最初は君付けで呼んでいたものも、時に従い呼び捨てとなり、さらにはあだ名、または下の名前で呼び合うようになった。
最初に断っておくが、僕ら二人はカップルではない。これは、何か妄想心を膨らませやすい読者に対する、一種の念押しだ。事実それを証明するべく、彼には恋人がいる。残念ながら僕にはいないが、決して男が好きだというわけではない。
前に述べた通り、僕と彼は夜遊び仲間だ。しかし、だからといって僕らが不良というわけではない。煙草を吸ったことは一度もないし、女と遊び回っているわけでもない。だとすれば、僕ら二人は一体夜中に何をしているのか、今から説明しよう。
それは高校三年生の春の出来事だ。僕らは学校が終わると何もすることがなく、毎日をだらけて過ごしていた。それというのも、僕らが部分に入っていなかったからである。たとえ部活生が汗水流しながら練習していても、僕ら帰宅部は鼻水たらしながらボーッとしていた。実際に鼻水をたらしていたわけではないのだけれど。
簡単に推測出来ることでもあるが、僕と彼はクラスメートだ。これは友達関係の常であり、気付いたときにはお互い通じ合い、いつの間にか仲良くなっていたのである。最初は君付けで呼んでいたものも、時に従い呼び捨てとなり、さらにはあだ名、または下の名前で呼び合うようになった。
最初に断っておくが、僕ら二人はカップルではない。これは、何か妄想心を膨らませやすい読者に対する、一種の念押しだ。事実それを証明するべく、彼には恋人がいる。残念ながら僕にはいないが、決して男が好きだというわけではない。
前に述べた通り、僕と彼は夜遊び仲間だ。しかし、だからといって僕らが不良というわけではない。煙草を吸ったことは一度もないし、女と遊び回っているわけでもない。だとすれば、僕ら二人は一体夜中に何をしているのか、今から説明しよう。
それは高校三年生の春の出来事だ。僕らは学校が終わると何もすることがなく、毎日をだらけて過ごしていた。それというのも、僕らが部分に入っていなかったからである。たとえ部活生が汗水流しながら練習していても、僕ら帰宅部は鼻水たらしながらボーッとしていた。実際に鼻水をたらしていたわけではないのだけれど。
