テディベアは痛みを知らない

「アンタ、まさか森山知らないの? マジか? 他人に興味ないにもほどがあるだろ!!」

「なに、そんな有名なわけ、彼?」

「『彼』!? ぶっ! あははは! こりゃいい!! 教えてやんないよ。あとで知ってビックリするレナを期待するから。ぶくく、はははは」

なんだかイライラして、こっちがゲンコツを握ってしまう――前に、数学教師がクラスへ入ってきた。

休み時間は、二十秒前に終わっていた。