ヤンデレ彼氏に監禁されて

察しのいい相手なら、もうしかしたら『異常』に気付いてくれるかもしれない


絵文字や顔文字を使う私の文章に、それがないだけでも訝しむのに


留学する、というだけの文章


ついでだから、メールでは絶対に使わない半濁点もつけて


『留学する。』


明らかに不信な文章になった


いけるかもしれない、助かるかもと、舞い上がり送信ボタンをそのまま押して――


「駄目だよ、彩芭」


する前に、彼が私を止めた


びくっ、と体が跳ねる


バレたかもしれないと焦り、彼を見たけど


予想と裏腹、爽やかな笑顔がそこにあった


「嘘つくの慣れてないんだね。文章、片言だよ。

いつも通りでいいから。俺が知っているメールの書き方、あれで問題ないから」


慣れてない、ってどんな理由なのか