(二)
朝食は、味噌汁を飲んだだけで終わってしまった
クルキさんの手料理だけでお腹いっぱいですと、残した理由をそれにすれば彼も不信がることもなかった
その後は、決まって後片付けになるのだけど
「新婚夫婦みたいだね」
皿洗いを彼がして、食器を私が拭く様はそれみたいと彼は楽しんでいた
洗う順番も正しく、コップを最初に、汚れが少ないものから順々に
泡なんかまったく残らないほどこまめに
お母さんなんかを思い出す手際の良さだ
そんな彼がやる皿洗いはすぐに終わる
本当なら、私は大学に行くのだけど……休み決定だ
何をすべきか分からず、とりあえずは座った訳だけど
「さて、始めるか」
私の横で、彼は動き出した
よし、やろう
意気込みがよく伝わる生き生きさ
……何を企んでいるんだ


