ヤンデレ彼氏に監禁されて

「うん、美味しく出来て良かった。最近は、そんなに料理してなかったから」


「してなかった、って、一体、何を……どんな生活をしていたんですか」



仮にも、脱獄犯
世を忍ぶような、隠れ生活をイメージしてしまうが


彼からは、『清潔感』が漂っている


男性特有の髭も生えてないし、今着ている服も、小綺麗で


とても、囚人には見えない


「どうって、言われてもなぁ。脱獄した直後は、ひどかったよ。

飲まず食わずなんか当たり前。隣県に逃げようとも、まだ不安が残るし。

青森辺りに行って、やっと落ち着いたかな。そこで、今ある金だけじゃやっていけないという話になって、北海道での事件。

そこからの逃亡は、楽なものだったよ。金さえあれば、どうにでもなるんだって改めて思った。

一週間以上、同じ県にいなきゃ、足がつく心配もなかったし」