ヤンデレ彼氏に監禁されて

思いやり、察しの良さも健在


玉ねぎという難敵は、自分が始末すると彼は包丁を手にした


「ついでに鶏肉も切るから。肉を切るのは得意なんだ、俺」


「……材料、置いときます」


お言葉に甘えてと、私は材料を置いた


鶏肉、玉ねぎ、マッシュルーム


ケチャップに、塩胡椒まで準備して


「――あ」


重大なことに気付いた


「どうかした?」


「玉子が、一個しかない……」


オムライスを作る際、私は最低でも三個使う


じゃなきゃ、半熟にならないし見た目も悪い


一個だけじゃ、オムライスは出来ない


無いなら、買ってくるしかないのだけど


そう思い至り、あることを思い付いた


「く、クルキさん。私、玉子買ってきますね」