ヤンデレ彼氏に監禁されて

強いて言うなら、『自然』にじゃない


よくよく考えれば、唐突すぎる眠気


「彩芭」


闇に呑まれる意識の中、そんな声を聞いた


鉛みたく重い瞼をこじ開けて、声をした方を見た


視界がぶれる
物が二重に見える


そして、その世界で


「話しの続きをしてやろう」


笑う、その人を見た


初めて見る笑顔
邪気なんか含んでいないのに、どこか寒気立つような


「くさび、さ……」


『懐かしい笑顔』だった


さっきも言った通り、こんな笑顔は彼から見れない


だから、懐かしいというのは『誰か』に似てて


その人というのが――


「愛しているよ、彩芭」


「――――」


今度こそ、本当に寒気だった