ヤンデレ彼氏に監禁されて

膝を折った国本刑事が、立ち上がる


入れ替わりに入る警官


どこからか持ってきた手錠を彼の腕かけ、その上から白い布で縛り上げる


うつ伏せのままでの拘束の為、背中で腕を組まされ拘束されていく彼


硬化包帯みたいな白布は、足にまでつけられていた


「自業自得のお前に、更に『いいこと』を教えてやる。

『お友達選び』はきちんとしとけ。お前が屑扱いしていた奴らは、確かに『屑』だったよ」


「――っ、あいつらが!」


「ああ。その屑どもは、犯罪――空き巣をやってな。自業自得で捕まった」


皮肉げに語るそこから推察するに、彼の居場所――ここにいると教えたのは『仲間』らしかった


自業自得
仲間がそうなるのも、彼がこうなるのも


彼自身が全て招いた結果だと国本刑事は、彼から視線を外した