説教というよりは、説法という単語が似合う文章
だとしても、今の彼には聞く耳は持たなかった
「俺は、間違えてはいない。全部、彩芭の為にやったことだ。人を殺そうが何だ?
報い、贖罪、自業自得だ。潰した奴らは、邪魔なだけで、煩わしいモノ。お前だって、歩く過程に、邪魔(いし)があったら蹴り飛ばすだろうが。
俺にとっての石が、お前らなんだ。蹴り飛ばして、何がいけない?『俺たち』の行く手を邪魔するなよ。
……っ、俺と彩芭の道筋(しあわせ)に割り込むな!」
「本当に歪んでんな、てめぇは。石だと?ふざけたことを言いやがって。
お前にやられた奴らからすれば、お前の方が邪魔者(いし)だよ。
道筋(しあわせ)を妨害してんのは、お前だろうが。
お前の言葉を借りるならな、お前がそうなってんのは。――自業自得だ」
だとしても、今の彼には聞く耳は持たなかった
「俺は、間違えてはいない。全部、彩芭の為にやったことだ。人を殺そうが何だ?
報い、贖罪、自業自得だ。潰した奴らは、邪魔なだけで、煩わしいモノ。お前だって、歩く過程に、邪魔(いし)があったら蹴り飛ばすだろうが。
俺にとっての石が、お前らなんだ。蹴り飛ばして、何がいけない?『俺たち』の行く手を邪魔するなよ。
……っ、俺と彩芭の道筋(しあわせ)に割り込むな!」
「本当に歪んでんな、てめぇは。石だと?ふざけたことを言いやがって。
お前にやられた奴らからすれば、お前の方が邪魔者(いし)だよ。
道筋(しあわせ)を妨害してんのは、お前だろうが。
お前の言葉を借りるならな、お前がそうなってんのは。――自業自得だ」


