「盾は、お前だろうが。目を疑ったぞ、銃突きつけられているってのに、真っ先にその子の盾になりやがってよ。
てっきり私は、その子も匿い人と思ったんだが……。
どうにもねぇ……。あんな泣きそうな顔されてちゃ、どうやらお前の『独りよがり』に思えてな。
案の定、その子は『逃げてきた』。それで随分と可愛い思いを持ったお前は、撃てずにこの様。――本当に『やりづらいよ』、お前は」
皮肉めいた口振りに、彼の真意が付け加えられていた
躊躇い
私に『当たったら』ということが、彼の動きを止めていた
それで、あることがよぎる
私のせい
彼から逃げたいと思ったけど、まさか、最後にこんなカタチで彼が捕まるなんて
何も思わない筈がなかった
あの躊躇い
私の身を案じて撃たなかった
自分が撃たれることを二の次にして、彼が優先的にしたのは『私』
てっきり私は、その子も匿い人と思ったんだが……。
どうにもねぇ……。あんな泣きそうな顔されてちゃ、どうやらお前の『独りよがり』に思えてな。
案の定、その子は『逃げてきた』。それで随分と可愛い思いを持ったお前は、撃てずにこの様。――本当に『やりづらいよ』、お前は」
皮肉めいた口振りに、彼の真意が付け加えられていた
躊躇い
私に『当たったら』ということが、彼の動きを止めていた
それで、あることがよぎる
私のせい
彼から逃げたいと思ったけど、まさか、最後にこんなカタチで彼が捕まるなんて
何も思わない筈がなかった
あの躊躇い
私の身を案じて撃たなかった
自分が撃たれることを二の次にして、彼が優先的にしたのは『私』


