ヤンデレ彼氏に監禁されて

しかして、それは彼も同じだった


鏡のように、同じ構えを取って――


否、あちらはもう、引き金に指を置いていた


一瞬で、死ぬ覚悟を迫られる


秒を刻む前に引き金が引かれるのを、私は――


「――!」


それは、誰の悲鳴だったか


一瞬が、十秒に感じられる不可思議な空間では何も理解できないし、時が止まっているように感じられる



――事実



『彼の時』は止まっていた


引かれない引き金


ならば


鳴り響く号砲は、『こちら』のものだった