気付けば、足が一歩動いた
行け
鳴り続ける心臓は、それを促すが、障害(こわさ)はまだそこにいる
「理屈で語れ。騙しているのはどっちだ。俺から彩芭を取り上げるような真似を……。
何をしても、あんたじゃ俺より早くは撃てない」
「いいや、騙してんのはお前だ。藤堂さん、そんなのに脅える必要なんかない。
そいつは、口が達者なだけの弱虫だ」
発砲
国本刑事が喋るなり、無駄と知りつつも彼は脅しの意味を込めて引き金を引いた
だが、国本刑事の語りは終わらない
「藤堂さん、知ってるかい?言葉っていうのは、信じるもんじゃなくて、『試してみる』もんなんですよ。
言葉は嘘をついたり、本当にならなかったりする。
試してみなきゃ――『自分』で確かめなきゃ、本当も嘘も分からないからな。
それを踏まえたうえで、もう一度言いますよ」
行け
鳴り続ける心臓は、それを促すが、障害(こわさ)はまだそこにいる
「理屈で語れ。騙しているのはどっちだ。俺から彩芭を取り上げるような真似を……。
何をしても、あんたじゃ俺より早くは撃てない」
「いいや、騙してんのはお前だ。藤堂さん、そんなのに脅える必要なんかない。
そいつは、口が達者なだけの弱虫だ」
発砲
国本刑事が喋るなり、無駄と知りつつも彼は脅しの意味を込めて引き金を引いた
だが、国本刑事の語りは終わらない
「藤堂さん、知ってるかい?言葉っていうのは、信じるもんじゃなくて、『試してみる』もんなんですよ。
言葉は嘘をついたり、本当にならなかったりする。
試してみなきゃ――『自分』で確かめなきゃ、本当も嘘も分からないからな。
それを踏まえたうえで、もう一度言いますよ」


