ヤンデレ彼氏に監禁されて

それは、いくらでも『対処』出来るということだと私でも分かった


だったら、国本刑事が出て来た瞬間に勝負がつく

生き残るのは彼


そんな残酷にも思える結果を残して


先ほど芽生えた安心がなくなる


心がまた闇に飲まれる


国本刑事から貰った安堵感を塗り潰すそれ


名を、失望


助かる望みを失うものだった


「――藤堂さん、騙されちゃいけませんよ」


そう、『希望』を聞いた


落胆しそうになった視線をまたベランダに向ける

国本刑事の言葉で、呼応するように心臓がまた鳴った


「そいつの言うことは本当かも知れないだろうが、私は必ず勝てるんですよ。

そんでもって、あなたを助ける。カップめん作るよか、簡単に。

――あ、最初のは新米が扉をぶち破る為に撃った音でビビっちまったが、もう負けたりしないよ」


とくんとくん、その希望(こえ)に高鳴り続ける心臓