ヤンデレ彼氏に監禁されて

呼ばれた千葉刑事だったが返事はない


ただ不信がって、より警戒しているのは間違いなかった


その警戒している身に――


「茨木さん、大丈夫でしたか?」


この声は、『どう聞こえた』だろう


「っ、お前えぇぇっ!」


弾けるような怒声

それに合うように、千葉刑事が顔を出し


――そして、有り得ないことが起きた


怒りに身を任せて出て来た顔は――彼の餌食となる


投擲
計ったように彼が投げたのは、チョコが入った鍋だった


「――がっ!」


鉄鍋が、彼の顔を焼く


当たったのだ
火に熱せられた鉄の塊が


「が、あぁぁ!」


断末魔
悲痛を、悲痛で塗りつぶす絶叫が響き渡る

倒れて見えなくなっても、千葉刑事が顔を押さえて悶えているのが想像出来た