ヤンデレ彼氏に監禁されて

モグラ叩きを連想させる

頭を上げたら、引っ込むような


それに応対する彼もまた、凄いの一言しかない


「千葉っ、しばらくじっとしてろ!」


銃声を聞いてか、ベランダから国本刑事の声


若い刑事――千葉刑事をいさめようとするその声は、また随分と部屋に響いた


千葉刑事の耳にもきちんと入っただろう


憤るような気配があっても、もう千葉刑事が顔を出すことはなかった


またもや、長丁場になるような空気


だけど、彼にとってこの状況は最悪だろう


緊張感

左右から、いつくるか分からない銃弾

隙なく視線を注いで、いつでも撃てるようにする


生と死の綱渡り

気が狂いそうな『冷戦』


終わりも、始まりさえも分からない状態が続くも


「――クッ」


そんな含み笑いを聞いた