ヤンデレ彼氏に監禁されて

言葉のやり取りに、眉をひそめた


どこか変だ


話をするという彼らは、『入る』ということを絶対条件にしている


むしろ、話というのが建て前で、本当の目的が入ること前提のよう


どちらにせよ、入らせる訳には行かないと私は断った


「別の日にして下さい……。今日は本当に気分が悪くて。あの人のことで、何かあったら、すぐに警察に電話しますから」


今は何もないと、扉を閉めようとすれば


――扉の隙間から、指が入ってきた


「中、入らせて頂きます」


扉を閉めさせないとする手


脅しめいた声で茨木刑事は、扉の隙間から手をかける


彼の言う、二人だけの空間に入る手


四本の指が、隙間から這い来て、更に前に出ようとすれば


バンッ、と勢いよく扉が閉まった