ヤンデレ彼氏に監禁されて

その茨木刑事の物言いには、不信感を持った


辻褄が合う理由を言っているみたいだが、普通警察が『長話』という理由で部屋にまで足を踏み入れるか


何よりも、唐突すぎる


知らない客が、ずかずかと人様のプライバシーを見るようなものだ


「藤堂さん、お邪魔してもいいですか」


食い下がらない茨木刑事

どことなく威圧的な態度で、私に詰め寄ろうとする


扉が全開だったなら、容赦なく踏み込んで来ただろう


「……すみません。今日は、調子が悪くて。また、今度にしてもらえませんか」


断りの常套句である風邪を持ち出す


「早急に、聞きたいことがあるのですよ」


「だったら、ここで聞きますから……」


「いえ。大分、長くなるので出来ればお邪魔をしたい」