ヤンデレ彼氏に監禁されて

苦笑する横顔


弱いと自分を称する彼は、吹けば飛びそうなほど脆く感じられた


「俺はね、彩芭。生きるにあたって――いや。自分の世界に必要なのは、二つしかないんだ。

それ以外は要らない。全部、壊したいほどに憎い。だって所詮、それらは邪魔モノにすぎないんだから。

『俺たちの世界』を脅かすから、壊したい」


ふと、彼が私に触れた


私の足を腕に例えたように、自分の腕を絡める彼


棒に絡むツタのような腕だ


スカートだった為、敏感に感じるそのツタ


とっさに足を引く前――


「俺の世界に必要なのは、『彩芭』と『自分』だけだ」


そんな呪文めいた言葉を聞いた


聞きほれて、足が止まる


ドキドキと、恥ずかしさとはまた違う胸の高鳴りがあった