ヤンデレ彼氏に監禁されて

落ちない程度に、軒先まで行って、塀に肘をかけた


胸元辺りまであるセメントの塊


ここは二階だ

展望台とはいかないものの、周りの景色が高く感じられるから見ていて気持ちいい


私は立ってその風景に酔いしれるが、彼は座っている


外からじゃ、セメント塀に隔たれた彼を見ることはないだろう


塀を背もたれ代わりに、彼はぼぅ、としていた


時折、私を見上げたりもするが、気を使っているのか彼から戻ろうとは言ってこない


んー、と背伸びをした


冷たい空気だろうとも、肺いっぱいに空気をいれて、不要な空気を吐き出す


地面には、微かに雪が残っていた


日向のものは、朝から出ているの太陽のせいで溶けているけど、日陰にひょっこりと出ている白い地面