破綻していく自分
崩れていたのは、前々から
壊れかけのままじゃ、苦しいまま
だから、いっそのこと
――壊れたかった
完全に、微塵すらもなく、玉砕を
――ああ、どうこう言う前に、私はもう
「私には、もう……。貴方しかいない」
狂っていた
まともじゃない、でも正常(まとも)なことなんてどこにもない
決壊していく最中、常識が先に崩れたよう
どうにでも、してくれ
絶望だからこその、現実破棄
何もかもを、彼に委ねようと、私はしていた
私が言えば、彼は頭を上げた
一瞬、不思議そうな顔をしていたが
「欲しいのか、彩芭」
気付いたかのように、彼は私の頬に手を添えた


