ヤンデレ彼氏に監禁されて

「そんなこと……ないですよ。……好きです」


それを、回避する


愛を語れば、それでいい


歪んでいるが、純粋さを交えた矛盾の心は、私を受け入れてくれる


「――本当、に?」


筈、だった


横目で、私を仰ぎ見る彼


私の心を見通す瞳


「ほ、本当です。だから、そんな……。私が、嫌がるからですか」


「そんなことはない。俺は、君が大切なんだ。こうしているだけでいい。欲求で動いて、我を無くすほど、俺は落ちてない。

下世話だ。俺と君の、絆繋ぎは、そんなものじゃないだろう。俺と君は、そんな『安い』関係じゃない」


体が、硬直した


断言
神の宣告のように、絶対的な宣言だ


意志が強く、間違いなんかないと思うような言葉の綴り