ヤンデレ彼氏に監禁されて

「はい、確かに頂きましたー。今回の食材は、あったかキムチ鍋と、その他の諸々食材になります。

一週間分のメニューは、もうご注文頂いてますが、追加注文も気軽にお申し出下さーい。

パンフレットもありますので、『あ、これ美味しそうだわぁ』というのがありましたら、ぜひぜひ!

注文、大歓迎ですので、お気軽にー」


陽気すぎるお兄さんが、羨ましく見えてきた


荒んだ私にはない、眩しいオーラ


軽く癒されるも


「では、僕は失礼しまーすっ。今後とも、当社をご利用下さーい!」


意気揚々に去っていく


寒空の下だろうとも、彼の回りだけ、春風が流れているようだった


……虚しい


ぐすん、と寂しさすらも感じていれば


「うん、よく出来ました」


パタンと、私の横から扉を閉めた彼