ヤンデレ彼氏に監禁されて

ぱっ、と勝手に顔が笑顔になるも

カチャリ、と彼が出した拳銃のせいですぐに曇る


早い
どこに隠し持っていたのか、手品のような早さで彼の手には、拳銃が握らていた


武器知識はない為、銃の種類は分からないが


警察が持つような粗末な銃ではなく、イメージ的に外人マフィアが持っていそうなもの


それの銃口に、細い円筒をつけるのだから、イメージは暗殺犯に成り変わった


サイレンサーだ
無駄に見ていたアクション映画から、閃いたこと


銃の硝煙と音を最小限にするものと、間違っているかもしれない映画知識がそう認識した


殺す、準備だ


この状況で、殺されるのは、今、玄関先にいる人


警察ならば、万歳だけど、彼は銃を持っている


というか、妙に銃が似合う彼


目つきが違う
構えがしっかりと様になっている