ヤンデレ彼氏に監禁されて

寝たフリ、浅い眠り、なら確実に目が覚めること


でも、彼は反応しなかった


ノンレム睡眠だと、専門用語で今の彼の状態を実感した


潜り込ませた手を避難させ

恐る恐る、茨でもどかすかのように、私の体にあった彼の腕をどかした


そうして、ベットを降りた


立ち上がり、彼を見る


姿勢は同じ、寝入ったまま


そうして、私は起きて自由に行動出来る


逃げるチャンスだと、誰だって分かるだろう


外に出たら、とりあえずお隣さんに助けを求めよう


警察に電話出来れば、もう安心だ


足音を立てないように、隠密を主体とした歩き方で玄関まで行く


いける、逃げれる


外への一歩は、この扉の向こう


暗闇に慣れた目で鍵を開けようとして


――目の当たりにした物に絶句した