ヤンデレ彼氏に監禁されて

「彩芭、眠れないの?」


「…………」


「寝たフリしなくてもいいよ。彩芭がきちんと寝るまで俺、起きてるから。遠慮しなくていい」


バレたか
臨戦態勢だろうとも、目を瞑り寝たフリをしたのは彼を寝かせる為だった


彼は私が眠るまで睡眠しない


『彩芭が寝てないのに、隣にいる俺が熟睡するなんて不謹慎だろ』と、彼にはそんな取り決めがあった


彼を愛していた頃の私は、儚くもその言葉にときめいた


暗いのはどちらかと言えば苦手な方で、そんな暗闇の中彼が起きているとなると安心出きるから


頼りがいがある、優しい人

そう賞賛した自分が憎い


とりあえずは寝たフリを続行しよう


彼だって人間


騙されるかもしれないし、疲れて寝ちゃうこともある