翌朝、ひどい頭痛で目を覚ました。 久しぶりにあんなにたくさん飲んだもんな・・・。 ぼんやりと昨日の出来事を思い返す。 紺野の驚いた顔。 コップの水。 丸い月。 「ううん」と言った彼女の顔・・・。 彼女!? 「やべっ」 勢いよく顔を上げて、俺は突き刺す頭の痛さに顔をしかめた。 ・・・俺、抱きしめたよな?それもいきなり。 普通に考えたら、かなり失礼なことだぞ? あれからどうなったんだろう・・・?