脱力・・・ 俺は椅子に座り込むしかなく。 紺野は嬉しそうにどこかに電話をかけに出て行った。 だけど、 すげぇ充実感。 ライブ最高! その時、コンコンッ 小さなノックの音。 紺野? 「どうぞ~」 何気なく出した俺の声で、扉が遠慮がちに開く。 顔を出したのは、 「陽菜!」 即座に嬉しい声を出してしまう俺は、 やっぱり紺野より単純で。