このお話は空にまだ
   お星様もお月様もなかった時のお話です。





あるところに、魔女がいました。


魔女は空が大好きです。


でも夜になると空は暗くなり、


魔女は悲しい気持ちになるのでした。


そんなある日魔女は思いつきました。


『自分の魔法で空に光を創ろう』と、


魔女は空に1つの光を創りました。


1つ創ると、もっと創りたくなり、


たくさんの光を創りはじめました。


空は光でいっぱいになりました。


でも魔女は大変なことを忘れていました。


それは・・・


『魔法を使いすぎると死んでしまう』


ということです。


でも魔女は夢中です。


自分が死にかけていることなんて


気づきません。


魔女は最期に、


大きな光を創りました。


その瞬間魔女は死んでしまいました。


でもその顔には、


まんべんの笑みがうかんでいました。