記憶喪失になって最初の朝。



いつのまにか私は家にいた。



お父さんと多分お母さんが



泣いてたんだな。というのが見てわかった。


朝ごはん。



なんか静かで食べづらい・・・。


イヤご飯自体はとっても美味しいんだけど・・・。



会話がなく。


静かに私は朝食を食べ終わった。 


寂しー


私が学校に行く準備を当然の様にしていると、



「えッ?!学校いくの?葵?」



・・・・・。そうだッ!私の名前は葵だった!!!



慌てて返事を返した。



「行っちゃダメ?」



今日は学校に行ってみみちゃんの事や


なにより如月君の事を知りたかった。



「今日は病院に行くよ?」



と当然の様に言われた。



まぁ当たり前だ。



大体記憶喪失なのに学校へ




行く気満々なのがおかしい・・・。



「そっかぁ・・・。」


私は制服を探すのをやめた。



あぁーあ。



行きたかったなぁ。


学校。



「いつ行くの??」



私は行く時間まで寝る気だった。



「9時よ。それまでに準備とかしててね。」
えッ?!


あと30分・・・寝れないじゃん・・↓



「は~い・・・」
この時私は思った。


多分前の私は人見知りしなかったんだろうな・・・と。



だって人見知りが激しかったら


お母さんと話してないと思うし・・・。



お母さんもよく普通に話しかけてくれるなぁ。



いまさらながらだが私は



嬉しかった。