【番外編】幼なじみの恋心

そんな俺の問い掛けに由香里は答えた。

進路が決まらないらしく、学校でいろんな資料を読みあさっていたらしい。

あれ…そういや由香里、昔看護師になりたいって言ってなかったっけ?

そう思って由香里に聞いてみた。

そしたら由香里は少し俯いて、『諦めた』と言った。

あんなに看護師になりたがっていたのに…。

でも、本当に諦めたようで、看護師に未練はあまり感じられなかった。

由香里が決めたなら、それ以上言うことはなかった。

それから電車に揺られながら話をした。

どうでもいい内容だけど、俺はそれで充分だった。

そして見慣れた駅にたどり着いた。