はあ~」

「まぁ、元気出せって」

あたしは昨日の出来事を親友の【緒方 雛】に話した。

「ね~ひなぁ
嗣弘のことフッて良かったんカナ~?」
昨日あたしは嗣弘のことをフッた。

理由は簡単…

単に好きじゃなかったから。

でも、なぜか心がモヤモヤする。

「まぁ、好きじゃナイのに付き合うのも相手に悪いし、
良かったんじゃないの?」

「う~ん・・・」

「でも嗣弘のことフッたのになんか意識しちゃうんだよね~」

あたしはひなにありのままの気持ちを話した

「それって好きなんじゃないの?」

亜由子の言葉に思考が数秒停止した。


「あっあたしが嗣弘を好き!?」

あたしはビックリして声が裏返った

「だってフッたくせに意識して、モヤモヤしてんでしょ~?」

「そう・・・なのかナ~?」